シャンプー その2
シャンプー その2
先日、シャンプーについて、とても詳しく、また、こだわりをもたれている方が来店されました。
いろいろな、シャンプーを使われても満足できるものに出会えないとの事でした。
そこで、髪をカットしたあと、当店自慢のシャンプー剤で、シャンプーをしました。
結果は、残念ながら、翌日のお昼頃には、頭皮に かゆみが現れました。
かゆみというと、そう大事に思われない方もいらっしゃいますが、
「かゆみ」は、「極小の傷み」と言い換えることも出来ます。
そうなると、ちょっと問題は大きくなりますね。
傷みには 何かしら体に良くない原因があるからです。
これは、なんとしても解決しなくては、、、、、。
そのお客様は、とてもシャンプーに お詳しいので、あとで、同業者ではと疑ったくらいです(-"-;)
今、たくさんシャンプーを取り寄せて、家族で実験を行っています。
市販のシャンプーでは、すぐに頭皮に湿疹が出る妻、汗かきの2人の息子、最低24時間に1回、出来れば12時間に1度はシャンプーをしないと頭がかゆくなる私。
実験の結果が出る前に、シャンプーにそんなに詳しくない、
一般の方 向けに少し解説してみます。
シャンプーの成分
1,水
現在主流は、液状のシャンプー剤ですが、含有成分の中で一番多いのは、水です。
2,界面活性剤
洗浄するための主成分です、水にも油にも なじみやすい性質があります。
界面活性剤は、簡単に言うと油性の汚れを洗浄するのが目的です。
水溶性の汚れだけなら、お湯で充分落ちます。
安全性、洗浄性、価格、などで たくさんの種類があります。
安全性、洗浄性、価格のバランス点をどこに置くかで選択が変わってきます。
一般的に、安全性の高い成分は、洗浄性が低くなり、価格は高くなる傾向にあります。
(価格が高いシャンプー=安全性も高いわけではないです)
安全でも洗浄性が低いと、汚れが落ちなくて、すぐにかゆくなる可能性があります。
3.発泡剤
泡立ちを良くする成分です。
出来れば、必要以上に多く入れない方がよいです。
泡立ちが良いから、汚れが良く落ちるわけではないです。
まったく関係ないと思って頂いて間違いないです。
4,防腐剤、殺菌剤
まったく入れないと、短期間で腐敗してしまいます。
防腐剤無しにしようとすれば、1回ごと使い切りの、分包にするしかないです。
腐敗したシャンプーは、防腐剤より危険かも知れません。
防腐剤にも たくさんの種類があります。
5,保湿剤
毛髪、頭皮の乾燥防止
必要以上に入れない方がよいです。
たくさん入ったシャンプーは、しっとりして、よく売れるますが、
頭皮には良くないです。
6,増粘剤
洗浄性には関係なく、水のようだと使い勝手が悪いから入れます。
本来入れない方がよいのです。
ドロッとしたシャンプーよりサラサラのシャンプーの方が良心的といえます。
7,コーティング剤
高分子シリコンポリマーなどが代表的です。
シャンプー後のサラサラ感が、素晴らしい。
頭皮にとってあまり好ましくないと、いわれています。
出来れば避けたい成分です。
たくさん入れると、良いシャンプーと勘違いされる方がいます。
8、香料
これも、良い香りがすると、たくさん売れます。
天然成分でも、必ずしも安全とは限らないですね。
天然の毒キノコ
天然のフグ
漆 なども自然のものですが、人間にとって、決して安全ではないです。
安全で、ほのかな良い香りであれば、シャンプー剤に入っていた方が
気分がよいのは間違いないですよね(^_^)
9,その他
着色料、殺菌剤、PH.調整剤、などがあります。
シャンプーには、たくさんの成分が入っていますが、数が多ければ多いほど
安全性が損なわれていくように私は思います。
たかがシャンプーですが、本当に良いシャンプーを見つけ出すのは難しいです。
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